2010.08.26
富士登山2010
こんにちは。
ブログを担当している副院長です。
このブログでは、歯科に関することに限らず、私が普段思っていることなどを書いてゆきたいと思っています。
さて、日本人は富士山が好きです。
どれくらい好きかというと、それはもう日本人の心といって良いくらいですよね。
遠くから眺める富士山はもちろん素晴らしいですが、一度は富士登山にチャレンジしたいと思う人も多く、最近は世界遺産登録に向けた活動の影響などもあって、毎年30万人が富士山頂を目指すようになりました。
というわけで、私も2年ぶりに富士山に登ってきました。
私自身富士登山は5回目で、前回は山梨県側の吉田口から登り、ご来光を拝みました。
今回は静岡県側の富士宮口からの登山で、下山は御殿場口を降りて6合目付近から宝永火口を通って富士宮口に帰るルートでした。
平日だったこともあって、週末ほどの混雑はなく、親子連れや若い人、また外国人の登山者が多く見られました。
富士山は登山道や山小屋が整備されているので、比較的初心者にも登りやすい山です。
ただし、経験者の方はご存知と思いますが、ハイキング感覚で登るとすぐに高山病にかかってしまうので、注意が必要となります。
高山病対策に一番大切なのは、ゆっくり登って体を薄い空気に慣らすことと言われています。
登山口のある5合目は、すでに2400メートルの高度ですから、車で一気に登山口まで登ると、眼下にはいきなり雲海が広がっています。
そこで気持ちが昂ぶったまますぐに登山を始めてしまうと、体が高地に順応する余裕がないので、高山病にかかりやすくなってしまいます。
また、一般に健脚で元気な人ほどペースが早くなってしまうため高山病になりやすく、若い人の方が登山道の途中で倒れているという光景がよく見られます。
高山病は、要するに低酸素血症を起こしていることから起きる症状なので、酸素飽和度を上げてやれば良いのです。
そのためには、普段と同じ呼吸をしていては駄目で、肺の中の空気を一回吐き出すような気持ちで呼吸をします。
すると自然と深い呼吸となるので、低酸素状態となるのを予防することができます。
また登山口まで車で登る時に、体を慣らすためにゆっくり走った方が良いともいわれています。
たまに時速20~30キロくらいでトロトロ走っている車がいますが、ゆっくりといっても概ね法定速度内で走れば十分です。
あとは登山口でのんびり準備をしたり、軽く食事をしたりして過ごせば、自然と体が慣れてくると思います。
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