歯科の重要性
現在の歯科治療について
現在では技術の進歩、インターネットによる情報の共有が進み、歯科治療といっても口腔内や歯の治療だけでなく、様々な症状との関係性の研究も進んでいます。
患者の皆さんがより分かりやすいように、具体的な現在の治療法についてご案内いたします。
私が歯科医院を開業して50年になりますが、当初より次の3点を掲げて歯科医療に従事してきました。
- ① 歯をなるべく削らない
- ② 歯の神経(歯髄)は、なるべく抜かない
- ③ 歯は基本的に抜かない
このモットーは今日でも変わりありませんが、40数年前と現在とでは、その治療内容、そして技術も格段に進歩しています。
最近、歯科疾患が全身疾患に与える影響が明らかとなり、世界的に波紋を呼んでいます。
UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)のM・G・ニューマン教授によれば、歯周病(歯槽膿漏)の細菌が血液の流れに乗って全身へ拡散し、循環器系や糖尿病を進行させる他、女性の場合、早産などを引き起こす可能性が高くなるリスクファクター(危険因子)になると報告しています。
また、歯科治療で使用される金属材などが原因で起こる皮膚病や、口腔粘膜疾患が増加しています。
それ以外にも、歯の噛み合わせの異常が原因となり。顎の関節や脊髄に歪みを生じるケースもあります。
「上工は未病を治す(優れた医者は未病の時に治してしまう)」と言います。
21世紀は、歯が痛くなったから歯科医院に通うのではなく、病気の予防と健康のために、定期的に信頼できる医師に相談するよう、発想の転換をしてゆく必要があると思います。
そこで定期的な管理と予防の5条件を以下に挙げさせていただきます。
- ① できるだけ早めに予防と管理を始めること
- ② かかりつけの歯科医を持つこと
- ③ まずはブラッシングの指導を受ける
- ④ 治療後も定期検診を行っているか?
- ⑤ 急に痛くなった時に対応してもらえるか?
など、まだたくさんありますが、自分に合った歯科医を探すことが何よりも大切かと思います。
予防健康法(学)の発信
約10年程前から予防健康法について蒲田から発信しています。
人生病気にならずに一生健康で過ごす方法です。その一端をここで紹介しておきます。
現に未病などといった言葉もでてきています。
毎日の生活の中に常に三つのことに心配しましょう。
- ① 色、各自自分の好きな色があるはずです。その色の物を部屋に置くか、身につけておくこと
- ② 音、例えばせせらぎの音、ゆったりとした波の音、小鳥のさえずり、あるいはモーッアルトなどのクラシックの曲を聴くようにすること。
- ③ 食、何らかの生き物を食べています。なるべく野菜なら旬の物、魚や肉類でも新鮮なものを食べるようにする。
この3つを常に念頭に置くことで皆様の健康に少しでもお役に立てて頂ければ幸いです。
院長 小山弘治