2025.02.06
歯医者で親知らずの抜歯は痛い?口腔外科と一般歯科の違いと最適な選び方
「親知らずの抜歯は痛いのか?」「抜歯後は何日休むべきなのか?」こうした疑問を抱えている方は多いのではないでしょうか。親知らずの抜歯には、一般歯科での抜歯と口腔外科での抜歯があり、治療方法や費用、回復期間に大きな違いがあります。
抜歯後の痛みのピークは通常24時間後から48時間後とされており、炎症が治まるまで3〜7日程度かかるのが一般的です。仕事や日常生活への影響を最小限にするためには、抜歯に適した時期の選び方や、術後の適切なケアが重要になります。
さらに、「抜歯後に顔が腫れるのはどれくらい?」という不安もあるかもしれません。実際に、親知らずの抜歯後の腫れは術後2〜3日がピークで、完全に落ち着くまでには1週間程度かかることが多いです。
これから親知らずの抜歯を考えている方、抜歯後のケアが気になる方は、ぜひ最後までお読みください。
医療法人社団 治山会 小山歯科は、患者様の健康を第一に考え、「ていねい、やさしい、いたくない」治療を提供しています。一般歯科から小児歯科、矯正歯科、口腔外科、レーザー治療、インプラントまで、幅広い診療に対応しており、患者様が安心して通院できる環境づくりを心掛けています。最新の技術と知識を活かし、「いつまでも自分の歯で噛めること」を目標に、地域の皆様の健康を支える歯科医院として努めています。

医療法人社団 治山会 小山歯科 | |
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住所 | 〒144-0051東京都大田区西蒲田7丁目5-13 森ビル5F |
電話 | 03-3739-0118 |
親知らずの抜歯が上手な歯医者を選ぶポイントとは?失敗しない医院選び
親知らずの抜歯を得意とする歯医者には、いくつかの特徴があります。単なる一般歯科ではなく、親知らずの抜歯に特化した技術や設備を備えた歯科医院を選ぶことで、より安全で快適な治療が可能になります。
1. 口腔外科の専門医が在籍している
口腔外科の専門医がいる歯科医院は、親知らずの抜歯において高度な技術と豊富な経験を有しているため、難しい症例にも対応できます。例えば、水平埋伏智歯(横向きに埋まった親知らず)や神経に近い位置にある歯の抜歯も、適切な処置を行うことができます。
2. 最新のCTスキャンを導入している
CTスキャンを使用することで、親知らずの位置や神経との関係を詳細に把握することが可能になります。これにより、抜歯時のリスクを最小限に抑え、安全な手術計画を立てることができます。
3. 静脈内鎮静法(リラックス麻酔)を採用している
静脈内鎮静法を用いることで、抜歯中の不安や痛みを和らげることができます。特に、歯科治療に恐怖心がある患者には、意識がぼんやりとした状態で治療を受けられるこの方法が適しています。
4. 痛みや腫れを最小限に抑える技術がある
親知らずの抜歯後の腫れや痛みを軽減するためには、歯肉や骨への負担を最小限に抑える精密な技術が求められます。術後のダメージを減らすことで、回復期間を短縮できます。
5. 土日診療や緊急対応が可能
仕事が忙しく平日に通院が難しい方にとっては、土日診療を行っている歯医者や、緊急時に対応可能な歯科医院が適しています。
特徴 | 説明 |
口腔外科の専門医 | 難症例に対応可能、安心して抜歯を受けられる |
CTスキャン導入 | 精密な診断が可能で、神経損傷のリスクを低減 |
静脈内鎮静法 | 痛みや恐怖心を軽減し、リラックスした状態で抜歯 |
腫れや痛みを抑える技術 | 最小限のダメージで回復を早める |
土日診療・緊急対応 | 仕事の都合に合わせて受診しやすい |
親知らずの抜歯において、最新の技術を取り入れることで、より安全で痛みの少ない治療が可能になります。
1. レーザー治療
レーザーを使用することで、出血を抑え、術後の腫れを最小限にできます。痛みも少なく、治癒が早いのが特徴です。
2. 超音波骨切削機(ピエゾサージェリー)
ピエゾサージェリーを用いることで、骨を削る際のダメージを軽減し、神経を傷つけにくい治療が可能になります。
3. コンピューターガイドシステム
コンピューターガイドを用いて抜歯の精度を向上させる技術もあり、事前にCTデータを解析することで、安全な抜歯が可能です。
技術 | 特徴 |
レーザー治療 | 出血が少なく、腫れを抑える |
ピエゾサージェリー | 骨を削る際のダメージを軽減 |
コンピューターガイド | 事前のシミュレーションで安全な抜歯 |
親知らずの抜歯は慎重に歯医者を選ぶことで、痛みやリスクを軽減し、スムーズな治療を受けることが可能になります。医院の選び方や口コミの活用、最新技術の導入を考慮し、自分に合った信頼できる歯科医院を見つけましょう。
親知らずの抜歯後の痛みはいつまで?痛くない抜歯のための方法とは
親知らずの抜歯後、痛みのピークは個人差がありますが、一般的には手術の翌日から3日目が最も痛みを感じる時期とされています。これは、抜歯によって生じた傷口の炎症が最大化するタイミングであるためです。
1. 抜歯直後(当日)
抜歯直後は、歯科医院で行われた麻酔が効いているため、ほとんど痛みを感じません。しかし、麻酔が切れ始める数時間後から痛みが出てきます。このため、歯科医から処方された痛み止めを事前に服用し、痛みが強くなる前に対応することが推奨されます。
2. 抜歯翌日〜3日目(痛みのピーク)
抜歯の翌日から3日目にかけてが痛みのピークとなります。これは、傷口が炎症を起こし、腫れやズキズキする痛みが強くなるためです。この時期は、冷却シートを使ったり、処方された鎮痛薬を適切に服用することで痛みを軽減できます。
3. 4日目以降(回復期)
4日目以降になると、炎症が徐々に治まり、痛みが和らぎ始めます。ただし、完全に痛みがなくなるまでには1〜2週間かかる場合があります。
4. ドライソケットの場合
通常の回復期間を過ぎても激しい痛みが続く場合は、「ドライソケット」という状態になっている可能性があります。ドライソケットとは、抜歯後の傷口に血の塊(血餅)ができず、骨が露出してしまう状態です。この場合、痛みが長引くため、速やかに歯科医院を受診する必要があります。
期間 | 痛みの強さ | 主な症状 |
抜歯直後(当日) | ほぼなし(麻酔が効いている) | 麻酔が切れると軽度の痛み |
1〜3日目 | 最も痛みが強い | 腫れや炎症がピーク |
4日目以降 | 痛みが徐々に軽減 | 違和感は残るが回復に向かう |
ドライソケット | 強い痛みが長引く | 骨が露出し、激痛が続く |
痛みを軽減するための対処法
抜歯後の痛みを和らげるためには、適切な処置を行うことが重要です。以下の方法を実践することで、痛みの軽減が期待できます。
1. 冷却を行う
抜歯後の腫れや炎症を抑えるためには、冷却が有効です。氷嚢や冷却ジェルをタオルに包み、抜歯した部分に当てることで、炎症を抑え、痛みを軽減することができます。ただし、直接肌に氷を当てると凍傷を起こす可能性があるため、注意が必要です。
2. 処方された鎮痛薬を適切に服用する
抜歯後、歯科医師から鎮痛薬(ロキソニンやカロナールなど)が処方されることが多いです。痛みが強くなる前に服用することで、痛みをコントロールしやすくなります。
3. 食事に気をつける
抜歯後は、硬い食べ物や刺激の強い食事を避け、やわらかい食事(スープ、おかゆ、ヨーグルトなど)を選ぶことが推奨されます。食事中に抜歯部分に負担をかけないよう、反対側の歯で噛むことも重要です。
4. 過度なうがいを避ける
抜歯後に血餅が形成されることで傷口が保護され、治癒が促進されます。しかし、強いうがいをすると血餅が流れてしまい、ドライソケットのリスクが高まります。うがいは優しく行いましょう。
5. 頭を高くして寝る
寝るときに頭を高くすることで、血流が抑えられ、腫れが軽減されます。枕を通常より高めに設定することで、翌朝の腫れを最小限にできます。
親知らずで口腔外科を紹介されたらどうする?紹介状の流れと治療の進め方
親知らずの抜歯を検討している中で、「口腔外科を紹介される」というケースは決して珍しくありません。特に、親知らずが埋まっていたり、神経に近い位置に生えている場合、一般の歯科医院では対応が難しく、専門的な技術や設備を備えた口腔外科の受診が推奨されます。しかし、口腔外科の受診が初めての方にとっては、「紹介状の流れ」や「治療の進め方」に不安を感じることも多いでしょう。
口腔外科に紹介される理由とは?
親知らずの抜歯は、ケースによって一般歯科で対応できるものと、専門的な処置が必要なものに分かれます。以下のような状況では、一般の歯科医院では処置が難しく、口腔外科を紹介される可能性が高くなります。
1. 親知らずの生え方が複雑な場合
親知らずが正常に生えていれば、一般の歯科医院でも比較的容易に抜歯が可能です。しかし、水平埋伏(横向きに埋まっている)や斜めに生えている場合、抜歯の際に周囲の骨を削る必要があるため、高度な技術が求められます。
2. 神経や血管に近い位置にある場合
親知らずが下顎の神経や血管に近い位置にあると、抜歯の際に神経を損傷するリスクがあります。CTスキャンで神経との距離を確認し、安全な手術を行うために口腔外科の専門医による処置が必要になります。
3. 大きな炎症や感染がある場合
親知らずが原因で周囲の歯肉や骨に炎症が広がっている場合、通常の抜歯よりも慎重な対応が必要です。感染が広がると、顎の骨髄炎や蜂窩織炎(広範囲にわたる炎症)などの重篤な疾患を引き起こす可能性があるため、専門医による診断が不可欠です。
4. 全身疾患がある場合
糖尿病や高血圧などの持病がある方は、抜歯時の出血リスクや感染リスクが高まるため、より慎重な管理が求められます。全身状態を考慮しながら安全に抜歯を進めるため、設備の整った口腔外科が推奨されます。
口腔外科を紹介される理由 | 具体的な状況 |
生え方が複雑 | 水平埋伏、斜めに生えている |
神経に近い | CTスキャンで神経との距離を確認 |
炎症や感染 | 顎の骨に炎症が広がっている |
全身疾患 | 糖尿病、高血圧などの持病がある |
紹介状の取得方法と受診の流れ
口腔外科を受診する際には、紹介状が必要になるケースが多いです。紹介状を持っていくことで、スムーズに診療を受けることができます。以下の流れで紹介状を取得し、口腔外科を受診しましょう。
1. かかりつけの歯科医院で診断を受ける
まず、親知らずに痛みがある場合や抜歯を検討している場合は、かかりつけの歯科医院で診察を受けます。この時点で、親知らずの状態が確認され、一般歯科で対応できるかどうかが判断されます。
2. 口腔外科が必要と判断された場合、紹介状を依頼する
歯科医師が口腔外科での治療が必要と判断した場合、紹介状を書いてもらいます。紹介状には、患者の基本情報、診断結果、これまでの治療内容などが記載されており、口腔外科の医師がスムーズに対応できるようになっています。
3. 口腔外科へ予約を入れる
紹介状を受け取ったら、指定された口腔外科に連絡を取り、予約を入れます。大学病院などの大規模な医療機関では、事前予約が必要になることが多いため、早めに手続きを行うことが重要です。
4. 口腔外科での診察と治療計画の説明
口腔外科を受診すると、まず問診や検査が行われます。CTスキャンやレントゲン撮影を通じて、親知らずの位置や神経との関係を詳細に確認し、最適な治療計画が立てられます。
口腔外科での抜歯の進め方
口腔外科では、親知らずの状態に応じた適切な治療が行われます。一般的な抜歯の流れは以下のようになります。
1. 術前検査と麻酔
抜歯の前に、再度CTスキャンやレントゲンで親知らずの状態を確認し、麻酔を行います。局所麻酔のほか、希望に応じて静脈内鎮静法を利用することも可能です。
2. 親知らずの抜歯
通常の親知らずであれば、比較的短時間で抜歯が完了します。しかし、埋伏歯の場合は歯肉を切開し、骨を削って抜歯することになります。
3. 縫合と止血
抜歯後、傷口を縫合し、ガーゼで圧迫止血を行います。術後の出血を防ぐため、当日は強くうがいをしないように注意します。
4. 術後の経過観察
抜歯後の経過を確認するため、1週間後に再診することが一般的です。この時、問題がなければ抜糸が行われ、治療が完了します。
口腔外科での親知らずの抜歯は、一般歯科に比べて専門的な技術と設備が整っているため、安全に治療を進めることができます。紹介状を持参し、計画的に受診することで、よりスムーズに治療を受けられるでしょう。
まとめ
親知らずの抜歯は、多くの人にとって不安の多い治療のひとつですが、適切な情報を得ることで、スムーズな処置と回復が可能になります。日帰りでの手術が可能かどうかは、親知らずの生え方や個々の健康状態に大きく左右されます。まっすぐ生えている場合や炎症がない場合は、局所麻酔を用いた短時間の処置で済むことが多く、日帰り手術が選択肢となります。一方で、埋伏歯(骨の中に埋まっている歯)や、感染リスクが高い場合は、入院による管理が必要となることもあります。
手術後の回復期間においては、安静にすることが何より重要です。特に抜歯当日は、血餅がしっかりと形成されるまで強いうがいや喫煙を避け、傷口を守る必要があります。痛みや腫れのピークは通常1〜3日程度続きますが、術後のケアを適切に行うことで、回復を早めることができます。食事は柔らかいものを選び、十分な水分補給を心がけることが大切です。さらに、処方された抗生剤や鎮痛薬を指示通り服用し、炎症や感染を防ぐことも忘れてはなりません。
また、親知らずの抜歯を検討している方は、どの医療機関を選ぶかも重要なポイントとなります。一般歯科と口腔外科の違いを理解し、自身の症例に適した施設を選ぶことが望ましいでしょう。難易度の高い抜歯が予想される場合は、大学病院や専門医のいるクリニックを選択することが、より安全な治療につながります。口コミや評判をチェックし、痛みを最小限に抑える技術を導入している歯科医院を選ぶことも、安心して治療を受けるためのポイントです。
総じて、親知らずの抜歯は個々のケースによって難易度が異なり、術後のケアも重要な要素となります。日帰り手術が可能な条件を満たしている場合でも、自己判断せず、歯科医師と十分に相談したうえで治療を進めることが大切です。術後の生活やリスク管理についてしっかりと理解し、最適な治療法を選択することで、よりスムーズな回復と快適な日常生活を取り戻すことができます。
医療法人社団 治山会 小山歯科は、患者様の健康を第一に考え、「ていねい、やさしい、いたくない」治療を提供しています。一般歯科から小児歯科、矯正歯科、口腔外科、レーザー治療、インプラントまで、幅広い診療に対応しており、患者様が安心して通院できる環境づくりを心掛けています。最新の技術と知識を活かし、「いつまでも自分の歯で噛めること」を目標に、地域の皆様の健康を支える歯科医院として努めています。

医療法人社団 治山会 小山歯科 | |
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電話 | 03-3739-0118 |
よくある質問
Q. 親知らずの抜歯後、仕事や学校は何日休むべきですか?
A. 抜歯後の回復期間は個人差がありますが、一般的には1〜3日程度の安静が推奨されています。腫れや痛みのピークは24〜48時間後に訪れることが多く、特に口腔外科での手術を伴うケースでは3〜7日程度腫れや違和感が続く場合があります。デスクワークの場合は翌日から復帰可能なこともありますが、長時間の会話や力仕事が必要な場合は少なくとも3日程度休むことを推奨します。症状が重い場合や抜歯後の経過が悪い場合は、さらに休養を取ることが必要になる可能性もあります。
Q. 親知らずの抜歯は痛いですか?痛みを抑える方法はありますか?
A. 抜歯自体は局所麻酔や静脈内鎮静法を使用するため、治療中の痛みはほぼ感じません。ただし、術後の痛みや腫れは避けられず、特に24〜48時間後が痛みのピークとされています。痛みを抑えるためには、適切な鎮痛剤の服用や氷や保冷剤を使った冷却が効果的です。また、抜歯後の血餅(かさぶた)が剥がれるとドライソケットと呼ばれる強い痛みを伴う症状が発生するため、抜歯後のうがいのしすぎや刺激物の摂取を避けることも重要です。
Q. 口腔外科と一般歯科、どちらで親知らずを抜歯すべきですか?
A. 一般歯科と口腔外科のどちらで抜歯を行うかは、親知らずの生え方や難易度によります。まっすぐ生えている親知らずは一般歯科で抜歯可能ですが、横向きや斜めに埋まっている場合、神経に近い位置にある場合、炎症が強い場合は口腔外科での抜歯が推奨されます。口腔外科ではCTスキャンを活用した精密な診断や、静脈内鎮静法を使用した痛みの少ない治療が可能です。抜歯の難易度が高い場合は、事前に口腔外科の受診を検討すると安心です。
医院概要
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