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四十の手習い

著者:医療法人社団 治山会 小山歯科

よく、「先生は本業以外に舞台や合唱で頑張っていて凄いですね。」と言われます。

 

四十の手習いではないですが、社交ダンスもミュージカルも合唱もオペラもすべて40歳を過ぎてから始めました。

その理由として、一つには「人間というものは、いくつになっても一から新しいものごとに入門する心構えが必要である。」と常日頃考えていたからです。

 

ドクターという職業は、大学を卒業するとすぐに「先生」と呼ばれます。

「先生」と呼ばれて身が引き締まる真面目な人は良いドクターになると思うのですが、一方で、未熟な若いドクターが、「先生」と呼ばれて自分が偉くなった気になって、そのまま年を取ってしまうようなケースもままあるのです。

 

「汝自信を知れ」とは古代ギリシャの格言ですが、己を知らぬまま齢を重ねて「井の中の蛙」となるのではなく、いつでも赤子のようにまっさらな心で学ぶ覚悟を持ち続けることは大事だと思います。

年長だからといって、年下の相手に頭を下げて教えを乞うことを恐れてはならないのです。

それは「虚栄」を捨て去るということでもあります。

 

人前でダンスを踊ったり、歌を歌ったりすることは、「恥をかく」ことです。

だからといって、恥をかかずに済むようにようになることが上達の道かというと、そうではありません。

格好良く踊ろうとしている人よりも、むしろ素直な心で踊っている人の方が、その人の人生が滲み出てくるようで味わい深いものなのです。

 

副院長 小山治彦

 

 

 

医療法人社団治山会 小山歯科

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