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小児の歯科治療について

著者:医療法人社団 治山会 小山歯科

当院では小児の一般歯科治療を行っています。

主な内容は、検診、クリーニング、フッ素塗布、虫歯の予防処置(シーラント)、虫歯治療、乳歯の抜歯などです。

当院における小児の歯科治療の方針は、一言で言えば、「時間をかけて小児患者との信頼関係を形成した上で治療を行う」ということです。

 

小児の歯科治療というと、たいてい子供が治療を嫌がることが多いので、よく脅したり嘘を言って騙したりして無理やり治療をする歯科医院が多いのです。

例えば、「治療をしないと歯の中で虫さんが増えてもっと痛くなっちゃうよ。」とか、「10秒で終わるからね。ハイ、イーチ、ニーーイ、サーーーン・・・。」などです。

 

しかし何故子供が歯科治療を嫌がるか考えてみると、要するに「何をされるのか分からない。」という未知の経験に対する不安や恐怖心、もしくは「以前に痛いのに無理やり治療をされたことがある。」という過去の経験に基づく忌避が原因であるといえます。

そこで、当院では特に3歳前後の小児患者の場合、たとえ虫歯があるケースでも、いきなり虫歯を削るのではなく、最初は予防処置(シーラント)などを行い、まずは治療に慣れてもらいます。

そして回数をかけて、可能であれば母子分離(保護者が待合室で待っている状態)を行い、一人で座って治療できるようになってから虫歯を削る治療をするようにしています。

 

保護者の立場からすると、早く治療をしてほしいという気持ちがあるとは思うのですが、このように時間をかけて少しずつできることを増やしていくと、「歯科治療ってそんなに怖くない、痛くない。」ということを自然と子供自身が学習してゆくのです。

 

それともう一つ大事なことは、子供自身が「治療ができた。」というプラスの経験を積むことにより、「自信と達成感」を獲得することができるということです。

3歳の子供が大人と同じように麻酔をして虫歯の治療をして、意気揚々として帰ってゆくところを想像してください。

 

ただし、注意しなければならないのは、当院で治療ができていた小児患者が、他の歯科医院に行ったら怖がって治療ができなくなってしまったというケースがままあるということです。

保護者の方は、子供が治療できるようになると、他院でも同じようにできるだろうと考えてしまいがちなのですが、実は小児の歯科治療に習熟していない歯科医院が意外と多いということが、経験的に分かってきました。

引越しなどの理由で他の歯科医院へ行かれる場合は、小児歯科に詳しい歯科医院を探されることお勧めします。

 

副院長 小山治彦

 

医療法人社団治山会 小山歯科

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営業時間 月~金:10:00 ~13:00 , 14:00~19:00 
土:10:00~14:00
休診日 土曜日午後、日曜、祝日
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