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歯も心も?


こんにちは。
ブログを担当している副院長です。
このブログでは、歯科に関することに限らず、私が普段思っていることなどを書いてゆきたいと思っています。

 

さて、当院には歯についての標語を集めたカレンダーがありまして、その中に次のような言葉が掲載されていました。

 

「歯も心も美しく」

 

ボンヤリ読むと、何か良いことを言っているように見えますね。
しかし、私は最初にこの標語を読んだ時、「あれ?」と思ってしまいました。
たしかに、歯が美しくて心も美しければ、良いことであるには違いないのですが。。。

 

歯科医師の立場からすると、「歯を美しくしましょう」は分かるとして、「心も美しくなりましょう」は、妙に説教くさいというか、はっきり言って余計なお世話ではないかと思ったのです。
それと同時に、被せもので表面的にきれいにすることができる「歯」と、飾ることでは決して美しくすることのできない「心」が、取って付けたように同列にされていることからくる違和感も感じました。
果たしてこの標語の作者の意図はどこにあったのでしょうか。

よく美容関係の広告で、「身も心も美しく」というキャッチフレーズを目にします。
たとえばデトックスといって、体内の毒素を排出することにより、身体の内側からきれいにしようという考え方が広まっているようです。
美容で心が美しくなるという保証はありませんが、身体がすっきり、きれいになることで、心も軽く、さわやかになるということは言えると思います。
これは歯科の分野でも同じで、虫歯で黒くなった歯を治したら、自分に自信を持てるようになったという話をよく耳にします。
すると、件の標語は、

 

「歯も心もさわやかに」

 

もしくは、

 

「歯も心もリフレッシュ」

 

とした方が、読んだ人にストレートに意図が伝わりやすいのではないでしょうか。
(当院のキャッチフレーズに採用しましょう。)

 

一方で、自己啓発の分野では「心を磨く」ということが良く言われます。
人は生まれながらにして美しい心を持っているのではない。
心はダイヤの原石のようなものだから、磨かれてこそ美しく光り輝くのだ、という考え方です。
磨けば美しくなるのは、歯も心も一緒ですね。
このように考えると、件の標語は、

 

「歯も心も磨いて美しく」

 

となります。

 

依然として説教くさい感は拭えませんが、「磨く」という言葉が「歯」と「心」をつなぐキーワードとなっているだけでなく、具体的な行動指針となっているので、比較的受け入れやすいのではないかと思います。
皆さんはどう思われますか?

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