よくあるご質問

Q&A

審美歯科に対する取り組み

Q審美の中でも先生が特にこだわっている種類、またそれにこだわっているのはどういったお考えからですか?
A審美歯科というと、自費治療で白い歯を入れるというイメージがあるかと思います。
しかしそれだけではなく、当院では一般治療においても、できるだけ削らない、できるだけ抜かないという治療を行う事により、結果的に歯を審美的に保存することにつながると考えています。
例えばこんなことがありました。私の知り合いのある歯科医院は、腕が良いと評判なのですが、ある時そこの患者さんのお口の中を拝見しますと、実にキレイにすべての奥歯に銀歯が詰めてあったのです。
たしかにこれは治療として間違っていないと思うのですが、接着歯学と充填材料が数年前と比較しても著しく進歩している現在では、虫歯の部分のみを削って白い樹脂を詰める治療法が主流となっています。
そのため、従来のように歯を余分に削って銀歯を詰める必要のないケースも多くなっているのです。

予防歯科に対する取り組み

Q予防歯科という考え方はとても大切だと感じますが、まだまだ一般的ではないというのが現状かと思います。個人でできる予防以外に医院でできる予防とはどういった方法があるでしょうか?また特に力を入れている方法はどういったものですか?
A当院では、1~2ケ月に1回メンテナンス治療に力を入れています。
レーザー治療は、強い出力(HLLT)では切開、蒸散という外科処置が可能ですが、弱い出力(LLLT)では細胞・組織の活性化が起きるという特性があります。
この特性を利用して、歯周組織の血流を即し、細胞を活性化することで、積極的に歯周病の予防に役立てています。
また小児の初期の虫歯(白斑状の虫歯)は、短時間のレーザー照射で進行を止めることが可能です。

歯周病に対する取り組み

Q歯周病は初期~中期段階では自覚症状もほとんどなく進行していくため、医院に相談してくる頃にはかなり症状が進行しているということも多いと思いますが、歯周病治療で最も大切なことはどういったことでしょうか?
A歯周病で来院される患者さんのほとんどは、歯周病が進行した状態で来られることが多いのですが、大切なことは、歯周病の進行を止めて、可能な限り現状を維持してゆくことなのです。
そのためには、一通りの治療が終わったあとに、1~2ケ月に1回のメンテナンス治療を継続することをお勧めしています。
メンテナンス治療では、歯のクリーニングとレーザー治療を行いますが、歯周病で苦労をされた患者さんほど、メンテナンスの重要性を理解していただき、毎月欠かさず通って下さいます。

インプラントに対する考え方

Qインプラントの長期的な信頼性は、危ない歯を無理に残すよりは高い場合も多いと思います。インプラントの方が良いと判断する場合の基準は一般的に、また先生としてはどのようにお考えでしょうか?
Aインプラントの治療法自体は、既に安全性が確立されており、長期的な安定性を見込むことができる治療法であると言えます。
ただし、インプラントの性質上、骨のあるところにしかインプラントを植立することはできないため、骨の足りないところにインプラントをする場合、必然的に骨を作る処置を行う必要があります。
このように治療の段階が増える場合は、治療の期間が長くなったり、費用もかかりますし、また場合によっては治療がうまくいかないなどのリスクも出てきます。
したがって、以上のことを勘案した上で、患者さんを負担を考え、ブリッジで対応できるケースはブリッジをお勧めするということも必要であると考えています。

抜歯に対する考え方

Qインプラントの出現などにより、安易に抜歯しようとする風潮も少なからずあるように思えますが、境界線はどのあたりになるのでしょうか?
A抜歯に至る原因としては、歯の破折、重度の歯周病、極度に進行した虫歯などが挙げられますが、いずれも程度によっては、レーザー治療や接着歯学の応用によって、保存可能となるケースが少なくありません。
たとえば、歯にヒビが入っている、歯周病で歯茎が腫れた、虫歯を除去したら歯根しか残らなかったといったケースの場合、従来の治療法では、疾患の悪化を防ぐために抜歯を選択せざるを得ませんでした。
しかし、レーザー治療による治癒促進や、歯の組織を強固に接着する技術により、歯の寿命を延ばすことが可能となりました。
そのため、従来の方法では抜歯が選択されるようなケースでも、可能な限り、まずは治療によって保存を試みるべきであると考えています。
一方、いわゆる親知らず(第3大臼歯)については、歯列不正の原因になったり、智歯周囲炎などの炎症の原因となると判断した場合は、積極的に抜歯をお勧めするようにしています。

無痛治療に対する考え方

Q最近よく聞く言葉ですが、実際のところのイメージがなかなかわきません。無痛治療とは具体的にどういう種類の方法があり、先生が採用している方法はどういったお考えからですか?
A歯科治療は、基本的に外科的処置が主体となるため、さまざまな局面で疼痛に対する対策が必要になってきます。
そのため、必要に応じて局所麻酔を行って無痛的に治療を行うわけですが、実は局所麻酔を行うために針を刺入する時が、最も患者さんのストレスが強いといえます。
そのため、当院では注射器や針の種類、表面麻酔の使用、刺入の仕方など、さまざま工夫により、局所麻酔により生ずる疼痛を軽減するようにしています。
また、レーザー治療というと痛いのではないかとイメージをお持ちの方もいらっしゃるかもしれませんが、外科的な処置を除き、ほとんどの場合LLLT(スリーエルティー)という、弱い出力で最大の効果を生み出す治療法を用いますので、ほぼ無痛的に治療を行うことが可能です。
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